2000年7月のNY#2

今私の部屋からは右手にハドソン川を見ながら、正面にダウンタウン、その向こうにはアメリカの象徴・自由の女神を見ることができます。殆ど雨も降らない夏真っ盛りのNYは毎日美しい朝焼けとともに街が目覚めます。部屋からは川のきらきらした水面や、その上空を低空飛行しているヘリコプター、時には飛鳥のような大型客船などが見え、どれも新鮮な感動を与えてくれます。


そして一番のとっておきは、正面はるか向こうにかすかに見える「自由の女神」像。残念ながら肉眼ではちょっと見ずらくて、何となく銅像の雰囲気が分かると言った程度ですが、望遠鏡で眺めれば、まさにアメリカのシンボルがもうすぐそこに見えるのです。「そうだ! やはり、NYへ来たなら一度は行ってみよう!! 」ということで、初の女神さま見物にでかけたのでした。
自由の女神はリバティ・アイランドという小さな島に鎮座されています。気軽に対岸から眺めれば良いかな〜! ? などと最初は考えていたのですが、いざ、その対岸付近でありますダウンタウンに行ってみると、豆粒のようにしか写真には写らなくて、結局フェリーで島へ観光に行かねば意味がないということが分かったのでした。
観光船はダウンタウンにあるバッテリーパークという公園の一角から定期的に出航しています。15分に1本ぐらいは出ているのですが、とにかく混む! 人の波にもまれながら待つこと1時間、ようやく船に乗れるというのが常識のようです。
休日は勿論のこと、平日の午後も結構混むようですので、可能なら平日の午前中に行かれる事をお勧めします。私はといえば、軽いノリで土曜の午後に行ってしまったものだから、思いっきり観光地気分を味わわされるはめになったのでした。
さて、ここで私は更なる一つの失敗をしたのでした。それはチケット購入をしてから列に並ばなくてはいけなかったものを、それと知らずようやく順番が来てから買いに行ってしまったことでした。
親切な係員のお兄さんは「しょうがない奴! 」とでも言わんばかりでしたが、買ってきた後割り込ませてくれたので、どうにか1時間待った甲斐がありました。私の持っている某有名個人旅行ガイドではチケットについて触れられていませんでしたが、周りを見てみれば、皆が流れて行く方について行け・・・ということで書いてなかったのでしょうか?
ここで私のような呑気なドジり屋さんのためにお伝えすると*チケットカウンター:バッテリー・パーク内クリントン砦国定記念館(茶色い建物)内 US$13 / 1人(往復フェリー代・島入場料込み) 15分ほどフェリーに揺られると、もう女神さまはすぐ目の前!!


右手には高々と世界を照らす松明をかかげ、左手には1776年7月4日の独立宣言書を抱えている女神。独立100周年を記念して1886年にフランスから送られたということですが、さらに100年後の1986年、お色直しをされ女神様内部に入れるようになった事は、皆さんも良くご存知のことと思います。台座から続く螺旋階段を登れば、王冠の展望台へと行くことができ、そこからNYの雄大なパノラマが楽しめるというのはやっぱり見逃せない!! と、思いきや私が行った日は無常にも展望台がクローズ。
それでも、博物館に並ぶ人はこれまた凄い列をなしていて遂に私は女神様にこれ以上近づくのを断念したのでした。女神さまを周回している遊歩道から像をうらめしそうに見上げながら、「IN NY!! 」を実感し満足することに決めたのでした。

目の前に広がるダウンタウンの風景はまさに「NEW YORK・NEW YORK!! 」慌しく、ちょっと緊張気味に歩くマンハッタンとは違った長閑さが流れるこの空間から、川越しに眺める街並みはまさに映画のワンシーンのよう・・・
ちょっとした一つの風景が、人生観を大きく変えることだってあります。NYの短い夏に汗をかきつつ揺られたフェリー、そこから拝んだ女神様は、部屋の窓からかすかに眺めていたものとは全く違いました。
何ていうのか、もっとずっと神聖でいて美しかった・・・先輩が「NYへ来たなら一度は見るべきだ! 近くに行くと違うよ!! 」と言ってくれた意味が分かった気がします。
「見てみて良かった! 」そんな風景を1枚づつ皆さんも増やしていってくださいね!! 
ではまた、See you soon!!

 

コメントをどうぞ