合宿セミナー・イン・箱根

猛暑お見舞い申し上げます。地球が悲鳴をあげているような暑さが続いていますが、皆さん、お元気ですか? 夏ばて、熱中症などにはくれぐれも御気を付けくださいね。私も熱中症予防に、今年は「黒の日傘」を買いました。UVカット率が白いものより多いのは助かるものの、お洒落であるようでいて少し重たい感じがする為、夏らしく感じられないのは私だけでしょうか? 
さて、そんなこの7月、私はある初体験をしに箱根に行って参りました。その初体験とは、JICA(国際協力事業団)のプログラムの1つで、アジアからの留学生と交流するセミナー合宿参加のことです。今回私は、ラオスからの初の招へい青年と2泊3日を共に過ごしました。ここ最近外国、そして外国人から遠ざかった生活をしていたので、良い刺激と感激を受ける機会でした。ということで、今回は珍しい「ラオス経済グループ・合宿セミナー」の模様をお送りしたいと思います!
 
 


今回参加したセミナーは、JICAの「青年招へい」事業(1984年度より開始、17年間で30カ国1341名のアジア・アフリカ青年の受入をしている)として、財団法人ユースワーカー能力開発協会が主催するプログラムでした。
アジア各国からの招へい青年と日本青年が寝食を共にし、グループ別ディスカッション(通訳あり)、パーティ、レクリエーションなどを通じて、お互いの国への理解を深め、今後の国際交流を促進するのが目的です。今年は、中国、ヴェトナムから既に20余名の選抜メンバーが日本にやってきて、日本のことを学び国際交流して帰っています。そして今回、プログラム上初めて、ラオスからの招へい青年がやってきたのでした。ここでいう青年とは18〜35歳までです。私ももうすぐこの枠を出てしまうので、今回は良いチャンスでした(^^! )
さて、そんなセミナーで今回交流する「ラオスの皆さん」とは一体どんな人々なのでしょう? セミナー前からドキドキしていました。何故ならアジア各国には何度も行きましたが、ラオスは私にとって未知の国だったからです。ガイドブックによると、ラオスは中国、ヴェトナム、タイ、カンボジア、ミャンマーの5カ国に囲まれた内陸国。日本の本州と同じ位の大きさの国土で、その70%が高原か山岳地帯という自然いっぱいの国「ラオス人民民主共和国」。日本人にとっては、他のアジア諸国に比べて未だ馴染みが薄いものの、実は日本が経済援助をしていたり、日本の建築物・神社仏閣のための大木を輸出してくれている縁の深い国なのだということでした。
そんなラオスからやってきたのは男性10人、女性10人の計20人。国を代表する公務員の方が殆どで(教師が多かった)いわゆるエリートばかりです。話は合うかな? 言葉は通じるかな? など不安を胸に集合場所の品川に向かった私でした。ところが、会ってみれば最初の心配は吹き飛ぶ位の人懐っこさ! 堅苦しさを感じさせない気楽なメンバーばかり! そう、ラオス人って、優しく穏やかで人懐っこい人種だったのですね。何だか、古き良き日本人を彷彿とさせるような人種だと感じました。
こうして、箱根に向かうバスの中から英語とラオス語、そして時には日本語を教えあいながら楽しく合宿は始まったのでした。
セミナー合宿の内容はおおまかに以下のようなもの! 
* 開校式
* レクリエーション(体を動かして早くお互いが慣れ親しむ為にも有効! 久々にやった「ジャンケン・トーナメント」などはラオスのみんなも楽しんでいた)
* グループディスカッション(各グループ10名の4班に分かれ、其々が討論したい議題について意見をぶつける。どの班も、ラオスメンバーの方が饒舌だったよう・・・)
* 交流パーティ(2日目の夜のイベント。両国が歌・ダンス・個人芸を披露し、お互いの文化を知ると共に交流を深めた。ラオスメンバーは伝統衣装「シン・ラオ(ラオのスカート)とパビアン(ストールのような布)」で、日本女性メンバーは浴衣で参加。最後に花火を楽しんでお開きとなりました・・・)

さてこんな風にして過ごしたこの合宿で、同室になったチュンとオーさん、日本人の幸恵ちゃんとは本当に仲良くなりました。お互い、伝統衣装の着せ替えもしたりして、とても楽しかった! みんな心が温かくて、人懐っこいんですよ。何だか、浴衣を着たチュンとオーさんは日本人以上にしっとりと浴衣を着こなしてます・・・


こうした中、特に印象的だったのはラオスのみんなにとっては初めての体験「温泉」でした。
日本人のように、裸の付き合いができる国は世界でも稀ですよね。ラオスももれなく、裸の付き合いは普段ないとのこと。
だからチュンとオーさんは「温泉に行こう! 」の誘いにとても戸惑ったようでした。それでも好奇心旺盛な彼女達は意を決して、いざ温泉へ! さて大浴場に着いてみると・・・、みんなバスタオルで体を包んでなかなか裸になろうとしません。日本人でも、久々の温泉だとちょっと気恥ずかしい時もあるくらいですから(太ってしまった時なんかは特に)、彼女たちの勇気には拍手を送りたい気持ちでした。バスタオルの無駄遣いをしてしまったものの、彼女達の勇気は誉めてあげたい!! でも、流石に湯船に漬かるときは「タオルはダメ」と注意され、大人しく? (ある子はタオルを取るのに気を取られ、思いっきり湯船にダイビングしていましたっけ・・・)
初温泉体験をした彼女達でした。ただホテルの方には、もっと日本人が温泉の入り方を教えてあげなければダメだと怒られてしまいましたけど(^^! )・・・そう、その通りなんですよね。でも、彼女達の恥かしさ一杯の初体験には、やはり普通のタオル1枚で前を隠すようにはアドバイス出来なかったのでした・・・
*国際交流時には*
根気をもって、ユーモアもって! (ルームメートの幸恵ちゃんがいつも笑顔を絶やさず、「おおきに〜! 」とラオスメンバーの最終地、大阪へ向けて日本語を教えていたのには感心したものです) そんなこんな合宿でしたが、各ルームメートや班の仲間それぞれが皆打ち解けて、名刺やお土産の交換などを活発に行っていました。
そして、あっという間に2泊3日のスケジュールが終了! 箱根からの岐路で、箱根伝統工芸品の「寄木細工」も見学、コースター作りにもチャレンジしてきました。以前、私も番組で同じくコースター作りをしたのですが、今回ラオスのみんなの真剣かつ丁寧な指先には感心しました。

合宿が終わって解散後もみんな名残惜しくて、なかなか解散にならなかった今回の合宿セミナー。自分の普段の生活とは違った視点や感覚が芽生える有意義な時間でした。公募はJICAのHPや企業を通して行なわれるようです。(私は知人を介しての参加でした)また、もし何か質問があれば、今回主催者だったD.A.Y(財)ユースワーカー能力開発協会に問い合わせされてみるのをお奨めします。
(財)ユースワーカー能力開発協会
TEL 03-3508-2048 FAX 03-3503-2535
E-Mail: day@alles.or.jp
皆さんも、是非実りある国際交流を、日本でそして旅先でしてくださいね! 
ではまたSee you soon! 充佳

 

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